“しんしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侵蝕52.6%
浸蝕26.3%
寝食5.3%
浸触5.3%
神職5.3%
臣職5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川幅がひろがって大きく曲る左岸の、えぐったように岸へ侵蝕しんしょくしたところによどみがあり、そのみぎわに沿って葦は生えていた。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
たとえば風化せる花崗岩かこうがんばかりの山と、浸蝕しんしょくのまだ若い古生層の山とでは山の形態のちがう上にそれを飾る植物社会に著しい相違が目立つようである。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
次郎はかたときも枕頭ちんとうをはなれず、コスターの看病かんびょう寝食しんしょくを忘れた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ただ急湍きゅうたんの悲しい音楽が——岩を浸触しんしょくしてる水が——大地の喪鐘を鳴らしていた。クリストフは熱が出て寝床にはいった。隣の小屋では、彼と同じように不安を覚えてる家畜が動き回っていた……。
両親りょうしんおこたらず、わたくしはかもうでてはなみず手向たむけ、またさいとか、五十にちさいとかもうには、その都度つど神職しんしょくまねいて鄭重ていちょうなお祭祀まつりをしてくださるのでした。
ひとしく臣職しんしょくのものではないか。時来れば、宗家徳川もほろんでよし、尾州紀伊水藩びしゅうきいすいはんの三家、もとより歴史の興亡にまかせて可なりである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)