“しめつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
死滅42.9%
固緊14.3%
湿7.1%
澌滅7.1%
緊付7.1%
緊着7.1%
緊附7.1%
縊附7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
バクテリヤは次から次と分裂ぶんれつ死滅しめつしまるですみやかに速かに変化してるのです。それを殺すと云ったところで馬を殺すというようのとは大分ちがいます。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ぢん固緊しめつくれば、物々もの/\しやと苦桃太郎にがもゝたらう惣身そうみ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
むら/\と途中とちゆうえる……とかみきものれもしないで、湿しめつぽい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
生きてかかる憂目うきめ見んより死してこの苦を免かるる方はるかにまさるべしなど思ひたるは幾度もありたれど、その頃はまだ気力衰へたれど澌滅しめつするには到らざりしをもて
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
由三は眼をつぶツて、何んといふまとまりのないことを考出した。「此うしてゐて何うなるのだ。」と謂ツたやうな佗しい感じが、輕く胸頭むなさき緊付しめつける。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
胸に抱合わせている手が直ぐに解けず、緊着しめつけられているような。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と思うと、五体を取って緊附しめつけられる心地がした。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
細引ほそびきの残りを見附け、それを又作の首っ玉へ巻き附け、力にまかせて縊附しめつけたから、又作はウーンと云って、二つ三つ足をばた/\やったなり、悪事のばちで丈助のためにくびり殺されました。