“しての”の漢字の書き方と例文
語句割合
敢行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おことこゝろさへかはらずば、女々めゝしい臆病心おくびゃうごゝろために、敢行してのくる勇氣ゆうきさへゆるまなんだら、此度このたび耻辱はぢのがれられうぞ。
また昨日きのふ今日けふ新墓しんばか死人しびと墓衣はかぎくるまってかくれてゐよともはッしゃれ。いたばかりでも、つね身毛みのけ彌立よだったが、大事だいじみさをつるためなら、躊躇ちゅうちょせいで敢行してのけう。
ヂュリ いゝえ/\、それを中止やめにする方便てだていなら、いたなぞとおッしゃるな。おまへ智慧ちえにもあたはぬなら、ついわし覺悟かくごをば分別ふんべつぢゃとめてくだされ、すればこの懷劒くわいけん今直いますぐ敢行してのけう。