“しうじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
囚人90.0%
衆人10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……わたしは青年時代を監獄かんごくに暮した。少くとも三十度は入獄したであらう。わたしは囚人しうじんだつたこともある。度たび野蛮やばんな決闘の為に重傷をかうむつたこともある。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
恰で囚人しうじんだ!………せツこけた藝術に體をしばられて、日の光も見ずにもぐ/\してゐるんだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
このはなは婬婦いんぷなりしが娘おくま容顏きりやう衆人しうじんすぐれて美麗うつくしく見るものこゝろうごかさぬものなく二八の春秋はるあきすぎて年頃に及びければ引手ひくて數多あまたの身なれども我下紐わがしたひもゆるさじと清少納言せいせうなごんをしへも今は伊達だてなる母を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)