“さんだらぼふし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三俵法師50.0%
棧俵法師50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だんちるやうにりたときくろ狐格子きつねがうし背後うしろにして、をんな斜違はすつかひ其處そこつたが、足許あしもとに、やあのむくぢやらの三俵法師さんだらぼふしだ。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
動止うごきやんだ赤茶あかちやけた三俵法師さんだらぼふしが、わたしまへに、惰力だりよくで、毛筋けすぢを、ざわ/\とざわつかせて、うツぷうツぷあへいでる。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
をんなはあとびつしやりをする、脊筋せすぢよぢらす。三俵法師さんだらぼふしは、もすそにまつはる、かゝとめる、刎上はねあがる、身震みぶるひする。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それも、埃だらけになつてゐる、古い空樽の中に突つ込んで、棧俵法師さんだらぼふしふたをしてあつたさうで」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
おびたゞしいガラクタ、それを掻きわけて、棚の上から取りおろしたのは、タガのゆるんだ二斗樽が一つ、その上に蓋をした棧俵法師さんだらぼふしを取ると、下には女袷が一枚、滅茶々々に切り破られたのが
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)