“さいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
采地33.3%
細緻29.2%
才智20.8%
才知4.2%
斎地4.2%
細智4.2%
豺智4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その邸宅は、ヴィレル修道院に第六の采地(さいち)を寄進したあのソムレル侯ユーゴーによって建てられたものだった。
「女子がなぜに貞操を尊重するか。」こういう疑問を起さねばならぬほど、昔の女は自己の全生活について細緻(さいち)な反省を下すことを欠いていた。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
貴方(あなた)などは、才智(さいち)は勝(すぐ)れ、高潔(かうけつ)ではあり、母(はゝ)の乳(ちゝ)と共(とも)に高尚(かうしやう)な感情(かんじやう)を吸込(すひこ)まれた方(かた)ですが、實際(じつさい)の生活(せいくわつ)に入(い)るや否(いなや)、直(たゞち)に疲(つか)れて病氣(びやうき)になつて了(しま)はれたです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
とゴルドンは手をふって、「才知(さいち)と胆力(たんりょく)と正義は、富士男君を第一におすべきだ」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
わし達が寝(やす)む迄は、何の気振も見えず、この部屋の灯影(ほかげ)に姿が見えた彼奴(あいつ)だ。——差しずめ、一刻も早く、手配をするのが肝要じゃ。まず斎地(さいち)どのへ報(し)らせに行け。岡村へも、野坂へも。
夕顔の門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郷左衛門の細智(さいち)に感服しながら、玉枝も、一同の後に尾(つ)いて、そこから細い山道づたいに、谷一つ彼方(あなた)の如意ヶ岳へはいって行った。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董卓、字(あざな)は仲穎(ちゅうえい)、隴西臨洮(ろうせいりんとう)(甘粛省岷県)の生れである。身長八尺、腰の太さ十囲という。肉脂豊重、眼細く、豺智(さいち)の光り針がごとく人を刺す。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)