“こうぐん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行軍50.0%
皇軍30.0%
攻軍10.0%
甲軍10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧窮ひんきゅう友人ゆうじん扶助たすけあたえぬのをはじとしていたとか、愉快ゆかい行軍こうぐんや、戦争せんそうなどのあったこと、面白おもしろ人間にんげん面白おもしろ婦人ふじんのあったこと、また高加索カフカズところじつにいい土地とち
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
うれしい皇軍こうぐん赫々かっかくたる大戦果により、なんだかちかごろこの地球というものが急に狭くなって、鼻がつかえるようでいけない。これは作者だけの感じではあるまい。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
納戸襖なんどぶすまをソロリとあけた黒装束くろしょうぞく、押入れからとびだして、呂宋兵衛からわたされた攻軍こうぐん秘図ひずをふところにおさめ、別なほうから築山つきやまづたいで、北庄城ほくしょうじょう石垣いしがきをすべり落ちていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この呂宋兵衛るそんべえが、命がけでとった柴田方しばたがた攻軍こうぐん秘帖ひちょう秀吉公ひでよしこうへの土産みやげにするのだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
碓氷の合戦は甲軍こうぐんの大勝となって、敵将の憲政のりまさの首まであげたので、以来いらい信玄しんげんはそのわしやかたにもちかえり、愛育していた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)