行軍こうぐん)” の例文
軍隊ぐんたいが長い行軍こうぐん疲労ひろうしきると、楽隊がくたいがそれはゆかいな曲を演奏えんそうする、それで兵隊へいたいの疲労をわすれさせるようにするというのであった。
貧窮ひんきゅう友人ゆうじん扶助たすけあたえぬのをはじとしていたとか、愉快ゆかい行軍こうぐんや、戦争せんそうなどのあったこと、面白おもしろ人間にんげん面白おもしろ婦人ふじんのあったこと、また高加索カフカズところじつにいい土地とち
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ふたりが、からくも、すがたを隠したかかくさないうちである、八風斎の目のしたへ、うしおの流れるごとき勢いで、さしかかってきた蛇形だぎょう行軍こうぐん、その人数はまさに四百余人。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カガヤン渓谷けいこくを南下して苦難に満ちた行軍こうぐんを続け、北の入口からサンホセ盆地に入ろうとした時、リンガエン上陸の米軍の一支隊は疾風しっぷうのような早さでカガヤン渓谷を逆に北上
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
鼻かけ卜斎ぼくさい越前落えちぜんおちに、とちゅうまでひっぱられていった蛾次郎がじろうが、木隠龍太郎こがくれりゅうたろう行軍こうぐんのなかにまぎれこんで、うまうま逃げてしまったのは、けだし、蛾次郎近来の大出来おおできだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とう——と地をひびかせてくる軍馬のひづめ、おびただしい人の足音、行軍こうぐんの貝の音、あッと思うまに、三、四百人の蛇形陣だぎょうじんが、あらしのごとくまっしぐらに、こなたへさしてくるのが見えだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれどちょうどひる頃ぶらりと訪ねてきた友達の行軍こうぐん司馬趙直ちょうちょく
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)