皇軍こうぐん)” の例文
皇軍こうぐんが香港を占領してから、急にめいめい勝手に作ったもので、それでも日の丸の旗のつもりなのである。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
うれしい皇軍こうぐん赫々かっかくたる大戦果により、なんだかちかごろこの地球というものが急に狭くなって、鼻がつかえるようでいけない。これは作者だけの感じではあるまい。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ああ、マレーの街々も、ボルネオも、セレベスも、次々に皇軍こうぐんの手に従えられて行く、シンガポールさえも余命いくばくもない頃なのだ。兄さんは一体僕に何を手伝わしてくれるというんだろう。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
のとき柵山南条さくやまなんじょうという二等兵がどうした事か敵前というのに、目に余るほど遺憾いかん振舞ふるまいをしたために、皇軍こうぐんの一角が崩れようとするのでむを得ず、なみだをふるって其の柵山二等兵を斬殺ざんさつしたのです。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)