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げつや
さあ
到る
処都の
花の評判で、
然しも
全盛を
極めたりし
我楽多文庫も
俄に
月夜の
提灯と
成つた、けれども火は
消えずに、十三、十四、十五、(
翌二十二年の二月
出版)と
持支へたが
筋は
日本の
美はしき
乙女の
舞衣の
姿が、
月夜にセイヌ
河の
水上に
彷徨ふて
居るといふ、
極めて
優美な、また
極めて
巧妙な
名曲の
一節、一
句は一
句より
華かに、一
段は一
段よりおもしろく
あるは
月夜の清光に
白みしからだ、うちのばし