“くわこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
過去93.3%
桑子6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなことを、あまり熱心ねつしんに、そして感傷的かんしやうてきはなつたのちは、二人ふたりとも過去くわこやまかはにそのこゝろいとられたやうに、ぽかんとしてゐた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
過去くわこ經驗けいけんれば、金解禁きんかいきん準備じゆんびをする場合ばあひには、世界せかいいづれからも日本にほん圓貨ゑんくわたいして思惑投機おもわくとうきおこなはれるのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
麻野には麻をき、蚕時こどきには桑子くわこを飼う。——もし鯛が手に入ったらひると一しょにひしお酢にし即座の珍味に客に供する。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)