“すぎさり”の漢字の書き方と例文
語句割合
過去100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まもる事ふくべの如くと又口はわざはひのかどしたは禍ひのと言る事金言きんげんなるかな瀬戸物屋忠兵衞はからず八ヶ年過去すぎさりたる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おもてにはあらはさず夫は氣の毒にもをしき事なりしかし夫には證據しようこでも有ての事か覺束おぼつかなし孫君の將軍の落胤らくいんでもたやすく出世は出來まじ過去すぎさりし事はあきらめ玉へとすかなだむればばゝは此言葉ことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つぶさに物語り彼忠兵衞を證據人とし私し駈込願かけこみねがひ致し度と涙をうかめて頼みける容子ようす貞心ていしんあらはれければ長助は感心なし今度忠兵衞がはからずお前方に過去すぎさりたる一けん口走くちばしりしはお光殿の貞心ていしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)