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くちど
ふりがな文庫
“くちど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
クチド
語句
割合
口疾
36.4%
口止
18.2%
口迅
18.2%
口処
9.1%
口留
9.1%
口禁
9.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口疾
(逆引き)
わたくしが何と申上げる言葉もないままでおりますと、松王様は
尚
(
なお
)
もつづけて、お
口疾
(
くちど
)
にあとからあとから
溢
(
あふ
)
れるように、さながら
憑物
(
つきもの
)
のついた人のようにお話しかけになります。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
くちど(口疾)の例文をもっと
(4作品)
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口止
(逆引き)
呼び手前
一人
(
ひとり
)
跡
(
あと
)
に殘されたと云ふが御奉行樣が何を御聞なされたか
咄
(
はな
)
して
聞
(
きか
)
せよと
云共
(
いへども
)
大岡殿より
豫
(
かね
)
て
口止
(
くちど
)
めありしかばさらに物を云ず
默止
(
もくし
)
居
(
ゐ
)
るにぞ久兵衞は
急込
(
じれこみ
)
ヤイ三吉何を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
くちど(口止)の例文をもっと
(2作品)
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口迅
(逆引き)
万葉および万葉以前の女性とさえ言えば、すぐれて早く恋を知り、
口迅
(
くちど
)
に秀歌を詠んだもののように考えられてきている。しかしこれとてもやはり、伝説化せられたものに過ぎなかったのである。
最古日本の女性生活の根柢
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
くちど(口迅)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
口処
(逆引き)
これはあまり
明瞭
(
めいりょう
)
でないが「かますご食えば風かおる」の次に「
蛭
(
ひる
)
の
口処
(
くちど
)
をかきて気味よき」
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
たとえばやはり同じ『
灰汁桶
(
あくおけ
)
』の巻で、芭蕉の「
蛭
(
ひる
)
の
口処
(
くちど
)
をかきて気味よき」や「
金鍔
(
きんつば
)
」や「加茂の社」のごときはなかなか容易に発見されるような歯車の連鎖を前々句に対して示さない。
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
くちど(口処)の例文をもっと
(1作品)
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口留
(逆引き)
その、誰にも言うな、と堅く
口留
(
くちど
)
めをされた
斉之助
(
せいのすけ
)
という
小児
(
こども
)
が、(
父様
(
とっさま
)
は
野良
(
のら
)
へ行って、穴のない
天保銭
(
てんぽうせん
)
をドシコと
背負
(
しょ
)
って帰らしたよ。)
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
くちど(口留)の例文をもっと
(1作品)
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口禁
(逆引き)
お吉のいぬを不審してどこへと問えば、どちらへかちょと行て来るとてお出でになりました、と何食わぬ顔で
婢
(
おんな
)
の答え、
口禁
(
くちど
)
めされてなりとは知らねば、おおそうか、よしよし
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
くちど(口禁)の例文をもっと
(1作品)
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