口処くちど)” の例文
これはあまり明瞭めいりょうでないが「かますご食えば風かおる」の次に「ひる口処くちどをかきて気味よき」
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
たとえばやはり同じ『灰汁桶あくおけ』の巻で、芭蕉の「ひる口処くちどをかきて気味よき」や「金鍔きんつば」や「加茂の社」のごときはなかなか容易に発見されるような歯車の連鎖を前々句に対して示さない。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)