“くちどめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
口止50.0%
口留40.0%
口禁10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前はこれをその女に貰って口止くちどめをされたんだろう……わたしがここへ来た事を誰にも云ってくれるな……と云って……」
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
主翁ていしゅはこう云ってじょちゅう口留くちどめをしたが、どうしても不思議でたまらないので、某日あるひ、この土地に昔から住んでいると云う按摩あんまを呼んだ時に、肩をんでもらいながら聞いてみた。
鼓の音 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お吉の居ぬを不審して何所へと問へば、何方へか一寸ちよと行て来るとてお出になりました、と何食はぬ顔でをんなの答へ、口禁くちどめされてなりとは知らねば、応左様歟、よし/\
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)