“ぎょうこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
僥倖88.0%
行幸6.8%
仰高0.9%
尭孝0.9%
暁紅0.9%
業広0.9%
澆洽0.9%
行香0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到底行くこともできぬ、いかに困難な場所に位しているかということを、シャッガァ号の乗員たちが、いかに万死に一生の僥倖ぎょうこうを得て
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ちょうど去年の秋の大演習を控えて、行幸ぎょうこうを仰ごうという矢先だったもんだから県下一般、大狼狽を極めたらしいんだが、ソイツが立消えになった。
無系統虎列剌 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
現代官僚の教育は常に孔孟こうもうの教を尊び忠孝仁義の道を説くと聞いているが、お茶の水をすぎる度々「仰高ぎょうこう」の二字を掲げた大成殿たいせいでんの表門を仰げば
この後、二条流では経賢・尭尋ぎょうじん尭孝ぎょうこうとつぎ、冷泉派では了俊・正徹しょうてつ心敬しんけいとつぐ、了俊の時代は経賢・尭尋の時代で、正徹の時代は尭孝の時代と相並んでいる。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
そのころ文芸倶楽部の編集主任をしていた森暁紅ぎょうこう君から何か連載物を寄稿しろという注文があったので、「半七捕物帳」という題名のもとにまず前記の三種を提出し
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
多紀安琢あんたくおなじく元佶げんきつ、伊沢柏軒、山田椿庭ちんていらが病牀びょうしょうに侍して治療の手段を尽したが、功を奏せなかった。椿庭、名は業広ぎょうこう、通称は昌栄しょうえいである。抽斎の父允成ただしげの門人で、允成の歿後抽斎に従学した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
第十一 積雪尺ニみつレバ遺蝗いこうヲ地下ニルコト一丈いちじょう其春必霡霂みゃくもくノ小雨アリテ潤沢澆洽ぎょうこうシ以テ天下ノ豊年ヲナス
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
堂の準備ができて講師が座に着き行香ぎょうこうをする若い殿上人などが皆そろった時に、院もその仏間のほうへおいでになろうとして、尼宮の西のひさしのお座敷へまずはいって御覧になると
源氏物語:38 鈴虫 (新字新仮名) / 紫式部(著)