“孔孟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうもう83.3%
こうまう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現代官僚の教育は常に孔孟こうもうの教を尊び忠孝仁義の道を説くと聞いているが、お茶の水をすぎる度々「仰高ぎょうこう」の二字を掲げた大成殿たいせいでんの表門を仰げば
克勤こくきんの、昼の為せるところ、夜はすなわち天にもうしたるに合せ考うれば、孝孺が善良の父、方正の師、孔孟こうもうの正大純粋のおしえ徳光とくこう恵風けいふう浸涵しんかんして
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そんなイヤなものでないことは、此家こゝに三日も泊つてゐればわかることだ。あしたに武藝をはげみ、ゆふべ孔孟こうまうの教へを聽く、修業の嚴しさも一と通り見て貰ひたい。
孔孟こうまうの道は尊ばれたやうでも、実は文章詩賦が流行はやつたのみで、仏教は尊崇されたやうでも、実は現世祈祷きたうのみ盛んで、事実に於て神祠巫覡しんしふげきの徒と妥協だけふを遂げ、貴族に迎合げいがふ
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)