“きやくま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
客間66.7%
客室33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最早もうしめたものと、今度は客間きやくまに石をかず、居間ゐまとこ安置あんちして何人にもかくして、只だひとたのしんで居た。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
しかもこの博物館はくぶつかん見物人けんぶつにんおどろかすものは、そのギリシヤ、ローマの部屋へや一部いちぶにイタリイのポムペイで發掘はつくつされたむかしいへ客間きやくまそのまゝを模造もぞうしてあることです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
東紅梅町ひがしこうばいちやうのあの家は書斎も客室きやくまも二階にあつたのでした。階下した二室ふたま続いてあつた六畳にわかれて親子は寝て居ました。亡霊の私が出掛けてくのは無論よる夜中よなかなのです。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)