“きゃくま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
客室54.5%
客間36.4%
応堂9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主税はあとで座敷を出て、縁側を、十畳の客室きゃくまの前から、玄関の横手あたりまで、行ったり来たり、やや跫音あしおとのするまで歩行あるいた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
欧州人の中でも一番女性尊重者は十指じっしの指すところ英国人であるが、英国人の女性尊重は客間きゃくまだけの女性尊重で、居間へ入ると正反対だという説がある。
女性崇拝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
広い応堂きゃくまがあって、五色になった衣服を着た顔の赤い四十前後の男が腰をかけていた。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)