“きゃくしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
客室66.7%
脚疾33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スープさら、コップなどを客室きゃくしつにはこんで、食卓しょくたくのよういをととのえた。暖炉だんろの火はさかんにもえて、ぱちぱちと音をたてている。
舞踏室ぶたふしつまた客室きゃくしつ床上ゆかうへあつめたるばかりの燈心草とうしんぐさ)をきしは當時たうじ上流じゃうりうならはしなり。)
おかみさんはぼうしだけ残して、オーバーなどをかかえこむと、にげるように客室きゃくしつをとびだして台所だいどころにもどった。
しばらくして、おかみさんが食事しょくじのあと片づけに客室きゃくしつにはいっていくと、客はパイプでたばこをくゆらしていた。
みんの天子の墓を悪僧が掘って種〻の貴い物を奪い、おまけに骸骨を足蹴あしげにしたのでばちが当って脚疾きゃくしつになり、その事遂に発覚するに至った読むさえ忌わしいはなしは雑書に見えている。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)