“きがる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気軽63.2%
氣輕36.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
案内者は水戸みとの者であった。五十そこらの気軽きがるそうな男。早くから北海道に渡って、近年白糠に来て、小料理屋をやって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
博物はくぶつ教師きょうしは、あごにひげをはやしている、きわめて気軽きがるひとでありましたが、いつも剥製はくせいとりを、なんだろう? ついぞたことのないとりだが、とおもっていました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かう言つた曖昧あいまい茶屋などは、確とした請人も證文もなく、氣輕きがる安値やすねに人身賣買が行はれたのでせう。
小利口こりこうにきび/\と立𢌞たちまはつて、あさまへからきて、氣輕きがる身輕みがる足輕あしがる相應さうおう、くる/\とよくはたらうへはや江戸えどみづみて、早速さつそく情婦いろひとつと了簡れうけんから
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)