“かたし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片敷40.0%
片足20.0%
片附20.0%
隻20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片敷(かたし)く袖はありあけの霜心前
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、其処に草鞋虫(わらじむし)の一杯依附(たか)った古草履の片足(かたし)か何ぞが有る。好(い)い物を看附けたと言いそうな面(かお)をして、其を咥(くわ)え出して来て、首を一つ掉(ふ)ると、草履は横飛にポンと飛ぶ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
清「これもっと此方(こっち)へ灯(あかり)を出せ、あゝ熱いな、頭の上へ裸蝋燭を出す奴があるかえ、行灯(あんどん)を其方(そっち)へ片附(かたし)ちめえ、此の野郎頬被(ほっかぶ)りいしやアがって、何処(どこ)から入(へい)った」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
帽子も鉄鞭(てつべん)も、懐(ふところ)にせしブックも、薩摩下駄(さつまげた)の隻(かたし)も投散されたる中に、酔客(すいかく)は半ば身を擡(もた)げて血を流せる右の高頬(たかほ)を平手に掩(おほ)ひつつ寄来(よりく)る婦人を打見遣(うちみや)りつ。彼はその前に先(ま)づ懦(わるび)れず会釈して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)