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おほは
ふりがな文庫
“おほは”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蔽
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔽
(逆引き)
元来さう云ふイズムなるものは、便宜上
後
(
のち
)
になつて批評家に案出されたものなんだから、自分の思想なり感情なりの傾向の全部が、それで
蔽
(
おほは
)
れる
訳
(
わけ
)
はないでせう。
イズムと云ふ語の意味次第
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
外には
烈風
(
はげしきかぜ
)
怒
(
いか
)
り
号
(
さけ
)
びて、樹を鳴し、
屋
(
いへ
)
を
撼
(
うごか
)
し、砂を
捲
(
ま
)
き、
礫
(
こいし
)
を飛して、曇れる空ならねど吹揚げらるる
埃
(
ほこり
)
に
蔽
(
おほは
)
れて、一天
晦
(
くら
)
く乱れ、
日色
(
につしよく
)
黄
(
き
)
に濁りて、
殊
(
こと
)
に
物可恐
(
ものおそろし
)
き夕暮の
気勢
(
けはひ
)
なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
二十間も座敷の数有る
大構
(
おほがまへ
)
の内に、唯二人の客を宿せるだに、
寂寥
(
さびしさ
)
は既に余んぬるを、この深山幽谷の暗夜に
蔽
(
おほは
)
れたる孤村の
片辺
(
かたほとり
)
に
倚
(
よ
)
れる清琴楼の間毎に
亘
(
わた
)
る長廊下は、星の下行く町の小路より
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
全部が
蔽
(
おほは
)
れなければそれを肩書にする必要はありますまい。
イズムと云ふ語の意味次第
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
父が前に
頭
(
かしら
)
を
低
(
た
)
れて、
輙
(
たやす
)
く
抗
(
あ
)
げぬ彼の
面
(
おもて
)
は熱き涙に
蔽
(
おほは
)
るるなりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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