“いしゆく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
萎縮66.7%
畏縮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも細かく神経をつかつてゐる彼女が、子供のどつちかゞ遠慮して硬くなつたり、怯気づいて萎縮いしゆくしたりするやうな場合に、幸福と感謝に浸つてゐるこゝろ
二人の病人 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
それで周三の財布は一日々々に萎縮いしゆくした。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
みぎのような次第しだいであるから、大地震だいぢしん出會であつたなら、最初さいしよ二三十秒間にさんじゆうびようかん場合ばあひによつては一分間位いつぷんかんぐらゐは、その位置環境いちかんきようによつては畏縮いしゆくせざるをないこともあらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
勿論もちろん崩壞ほうかいおそれなき家屋かおくうちにゐるとか、あるひ廣場ひろばなど安全あんぜん場所ばしよ居合ゐあはせたなら畏縮いしゆくするほどのこともないであらう。また餘震よしんおそれるにらないこともほゞまへべたとほりである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)