“いしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
意識67.4%
25.6%
2.3%
石器2.3%
石城2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あえて意識いしきしない共和きょうわと、たがいの援護えんごがそこに生まれた。すそをあおるほのお熱風ねっぷうよりは、もっと、もっと、つよい愛を渾力こんりきで投げあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
トンと船底へ突込つきこむと、殊勝な事には、手拭の畳んで持ったをスイと解き、足の埃をはたはたと払って、いしきかじを取って、ぐるりと船の胴の間にのめり込む。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうも體のどこもが丸くなるのが——いしきなどが極立きはだつて格好が惡くなつて厭でした。
鏡二題 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
製法 以上諸種の石器いしき製法せいはうは石器其者の形状けいじやうを見ても推察するを得れど、遺物包含地ゐぶつはうがんち及び其攪亂かくらんされたる塲所を實踐じつせんして調査すれば
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
無々という老翁の石城いしき郡に住する者、かつて残夢を訪ねてきて、二人でしきりに曾我そが夜討ようちの事を話していたこともあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)