“あひいだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
相抱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正(まさ)に驪山(りさん)に入(い)つて陛下(へいか)と相抱(あひいだ)くべき豊肥妖艶(ほうひえうえん)の人(ひと)が其(その)男(をとこ)に対(たい)する取廻(とりまは)しの優(やさ)しさ、隔(へだて)なさ、親切(しんせつ)さに、人事(ひとごと)ながら嬉(うれ)しくて、思(おも)はず涙(なみだ)が流(なが)れたのぢや。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
月より流るゝ風(かぜ)梢(こずえ)をわたる毎(ごと)に、一庭の月光(げつくわう)と樹影(じゆえい)と相抱(あひいだ)いて跳(おど)り、白(はく)揺(ゆ)らぎ黒(こく)さゞめきて、其中(そのなか)を歩(ほ)するの身(み)は、是(こ)れ無熱池(むねつち)の藻(も)の間(ま)に遊(あそ)ぶの魚(うを)にあらざるかを疑(うたが)ふ。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)