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『青銅鬼』
ふりがな文庫
『
青銅鬼
(
せいどうき
)
』
何日だったか、一寸忘れたが、或冬の夜のこと、私は小石川区金富町の石橋思案氏の家を訪れて、其処を辞したのは、最早十一時頃だ、非常に真暗な晩なので、全く鼻を撮まれても解らないほどであった、ふいと私は氏の門を出て、四五間行くと、その細い横町の先方 …
著者
柳川春葉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一寸
(
ちょいと
)
或
(
あるい
)
分
(
ぶん
)
間
(
けん
)
通過
(
とおりす
)
懶惰
(
ものぐさ
)
慄然
(
ぞっ
)
恰
(
あだか
)
蒼褪
(
あおざめ
)
最早
(
もう
)
青銅
(
からかね
)
頭髪
(
かみのけ
)
草履
(
ぞうり
)
眼先
(
めさき
)
確
(
たしか
)
真暗
(
まっくら
)
立止
(
たちどま
)
片隅
(
かたすみ
)
緑青
(
ろくしょう
)
涙寿
(
なみだす
)
足取
(
あしどり
)
遂
(
つい
)
錆
(
さび
)
頗
(
すこぶ
)
駈出
(
かけだ
)
家
(
うち
)
一寸
(
ちょっと
)
何日
(
いつ
)
先方
(
さき
)
其処
(
そこ
)
到底
(
とうてい
)
前
(
まえ
)
大跨
(
おおまた
)
始終
(
しじゅう
)
煙草
(
たばこ
)
引付
(
ひきつ
)
後方
(
うしろ
)
或
(
ある
)
振向
(
ふりむ
)
撮
(
つま
)
漸
(
ようや
)
漸々
(
ようよう
)