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『猿ヶ島』
ふりがな文庫
『
猿ヶ島
(
さるがしま
)
』
はるばると海を越えて、この島に着いたときの私の憂愁を思い給え。夜なのか昼なのか、島は深い霧に包まれて眠っていた。私は眼をしばたたいて、島の全貌を見すかそうと努めたのである。裸の大きい岩が急な勾配を作っていくつもいくつも積みかさなり、ところど …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文學界」1935(昭和10)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
黝
(
あおぐろ
)
素面
(
すがお
)
饒舌
(
じょうぜつ
)
樅
(
もみ
)
楢
(
なら
)
樫
(
かし
)
洞窟
(
どうくつ
)
溜息
(
ためいき
)
狼
(
おおかみ
)
皺
(
しわ
)
硲
(
はざま
)
縞
(
しま
)
羞恥
(
しゅうち
)
臍
(
へそ
)
虱
(
しらみ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
遁走
(
とんそう
)
陶酔
(
とうすい
)
靄
(
もや
)
驚愕
(
きょうがく
)
幽
(
かす
)
勿論
(
もちろん
)
吠
(
ほ
)
呆然
(
ぼうぜん
)
呟
(
つぶや
)
咆哮
(
ほうこう
)
啼
(
な
)
囁
(
ささや
)
尖
(
とが
)
峯
(
みね
)
勾配
(
こうばい
)
戦慄
(
せんりつ
)
挿木
(
さしき
)
掬
(
すく
)
掻
(
か
)
日向
(
ひなた
)
暫
(
しばら
)
梢
(
こずえ
)
椎
(
しい
)