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鹿沼
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かぬま
ふりがな文庫
“
鹿沼
(
かぬま
)” の例文
其所
(
そこ
)
は栃木県下の
発光路
(
ほっこうじ
)
という処です。
鹿沼
(
かぬま
)
から三、四里奥へ
這入
(
はい
)
り込んだ処で、段々と
爪先
(
つまさき
)
上がりになった一つの山村であります。
幕末維新懐古談:73 栃の木で老猿を彫ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
宇都宮を間に挟み東は
真岡
(
もうか
)
より西は
文狭
(
ふばさみ
)
、
鹿沼
(
かぬま
)
一帯を見て廻った。大体宇都宮を中心として十里の半径を描けば、ほぼその中に分布される。
野州の石屋根
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
鹿沼
(
かぬま
)
の、
博奕打
(
ばくちうち
)
、玉田屋の
酉兵衛
(
とりべえ
)
は、この一夏で、日光の
出開帳
(
でかいちょう
)
から上げた寺銭の大部分を、今、連れてゆく、孫のようなお八重の身代金に、投げだしたといわれていた。
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その延長は、東照宮付近から今市に出て、三方に別れ、
鹿沼
(
かぬま
)
街道は三里十五町、
文挟
(
ふばさみ
)
の先まで——宇都宮街道、会津街道は、おのおの二里十六町、まさに天下の偉観です。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
この都賀山、安蘇山は、
鹿沼
(
かぬま
)
からも入つて行ければ、栃木からも入つて行けた。
日光
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
栃木県のものとしては、
益子
(
ましこ
)
の焼物や、
烏山
(
からすやま
)
の和紙や、
鹿沼
(
かぬま
)
の
帚
(
ほうき
)
をまず挙げねばなりません。それほど仕事は盛であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「
真岡木綿
(
もうかもめん
)
」は有名でしたが、もう全く
廃
(
すた
)
れました。同じ栃木県の
鹿沼
(
かぬま
)
や
栃木
(
とちぎ
)
あたりは麻の栽培が盛でありますが、材料を出すに
止
(
とどま
)
って織物は作られておりません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
宇都宮
(
うつのみや
)
から益子に、また
鹿沼
(
かぬま
)
や日光に行くごとに度々私の心を
惹
(
ひ
)
いた建物を見た。
長屋門
(
ながやもん
)
の美しさもその一つだが、私にはことのほかその地方の民家で用いる石屋根が美しく想えた。
野州の石屋根
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
鹿沼
(
かぬま
)
の
箒
(
ほうき
)
、
丸亀
(
まるがめ
)
の
団扇
(
うちわ
)
、
天童
(
てんどう
)
の
将棊駒
(
しょうぎごま
)
、
久留米
(
くるめ
)
の
絣
(
かすり
)
、
結城
(
ゆうき
)
の
紬
(
つむぎ
)
、
土州
(
どしゅう
)
の金物、それぞれに面白い発達である。そういう場所からはとりわけ生産の組織に
付
(
つい
)
て多くを学ぶことが出来る。
地方の民芸
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
鹿沼
(
かぬま
)
は
上都賀
(
かみつが
)
郡で、日光には近いところであります。ここは前述のように
麻緒
(
あさお
)
で名を広めましたが、しかしその他に関東一帯はもとより、随分遠い地方までこの町から運び出されるものがあります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“鹿沼(鹿沼市)”の解説
鹿沼市(かぬまし)は、栃木県の中部に位置する市。1948年(昭和23年)市制施行。
鹿沼今宮神社祭の屋台行事(鹿沼秋まつり)は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。2016年、いちご市宣言。
(出典:Wikipedia)
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
沼
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“鹿沼”で始まる語句
鹿沼新田
鹿沼帚
鹿沼道