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魁偉
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くわいゐ
ふりがな文庫
“
魁偉
(
くわいゐ
)” の例文
今
(
いま
)
や
社會
(
しやくわい
)
は一
回轉
(
くわいてん
)
した。
各個人
(
かくこじん
)
は
極端
(
きよくたん
)
に
生命
(
せいめい
)
を
重
(
おも
)
んじ
財産
(
ざいさん
)
を
尊
(
たつと
)
ぶ、
都市
(
とし
)
は十
分
(
ぶん
)
に
發達
(
はつたつ
)
して、
魁偉
(
くわいゐ
)
なる
建築
(
けんちく
)
が
公衆
(
こうしゆ
)
を
威嚇
(
ゐかく
)
する。
科學
(
くわがく
)
は
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
に
進歩
(
しんぽ
)
する。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
此処から見ると、一層
魁偉
(
くわいゐ
)
の
趣
(
おもむき
)
を呈して居るので、その雲煙の変化が少なからず、自分の心を動かしたのであつた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
此數多き預言者は、一つとして同じ人の石もて刻める
摩西
(
モセス
)
に劣ることなし。何等の
魁偉
(
くわいゐ
)
なる人物ぞ。堂に入るものゝ心目は先づこれがために奪はるゝなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
北庭筑波
(
きたにはつくば
)
が撮影した写真を見ると、北畠ドクトルは
英吉利
(
イギリス
)
風の頬髯を蓄へた、容貌
魁偉
(
くわいゐ
)
な紳士である。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その頃何處からともなく江戸に現はれた
修驗者
(
しゆげんしや
)
で、四十五六の
魁偉
(
くわいゐ
)
な男でしたが、不思議な法力を持つと噂されて、僅かの間に江戸中の人氣を
渫
(
さら
)
ひ、谷中に建てた堂宇は、小さい乍ら豪勢を極め
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
魁偉
(
くわいゐ
)
なる白髪の老翁になつてゐるのに邂逅した。
冬の夜がたり
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
魁
漢検準1級
部首:⿁
14画
偉
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“魁”で始まる語句
魁
魁首
魁異
魁車
魁春楼
魁梧
魁然
魁主
魁介
魁傑