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骨節
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ほねぶし
ふりがな文庫
“
骨節
(
ほねぶし
)” の例文
竹童はもうそういう
言伝
(
ことづて
)
などを、じッと、聞いていなかった。どこか、
骨節
(
ほねぶし
)
がつよく
痛
(
いた
)
むのであろう、キッと口をゆがめながら、松にすがって立ちあがった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わしだつて何も晴れや自慢で、後家を通してる
訣
(
わけ
)
ぢやなえよ。
骨節
(
ほねぶし
)
の痛んで寝られなえ晩なんか、莫迦意地を張つたつて仕かたがなえと、しみじみ思ふこともなえぢやなえ。
一塊の土
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
遣
(
つか
)
ひ
捨
(
すて
)
しとは何ごとぞや十兩からは
大金
(
たいきん
)
成
(
なる
)
ぞ夫を何ぞや
遣
(
つか
)
ひ
込
(
こみ
)
知
(
し
)
らぬ顏して主人の
眼
(
め
)
を
拔
(
ぬ
)
く
大膽者
(
だいたんもの
)
めと
有合
(
ありあふ
)
十露盤
(
そろばん
)
おつ取て久八を
散々
(
さん/″\
)
に
打擲
(
ちやうちやく
)
爲
(
な
)
すを側に見て居る千太郎は我が
骨節
(
ほねぶし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「さだめて今お前の身には、
骨節
(
ほねぶし
)
がところどころ痛むであろうな、終いには
身体
(
からだ
)
が腐ってしまうぞ。それが怖ろしいからここへ来たものであろうが、まだまだ罪が消えてはいないによって、あちらへ行っているがよい」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
此の鐵のやうな
骨節
(
ほねぶし
)
をみろ
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
と人浪を掻き分けてきた
骨節
(
ほねぶし
)
の強そうな六部姿の
町奴
(
まちやっこ
)
二人、ばらばらッと幕の中へ飛び込もうとする様子なので、客呼びの源七は慌てて二人の袖を引ッ掴んだ。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“骨”で始まる語句
骨
骨董
骨牌
骨折
骨董屋
骨髄
骨董品
骨肉
骨柄
骨頂