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駈廻
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かけめぐ
ふりがな文庫
“
駈廻
(
かけめぐ
)” の例文
晩方になりて時刻も
来
(
きた
)
るに吉兵衛
焦躁
(
いらっ
)
て八方を
駈廻
(
かけめぐ
)
り探索すれば同業の
方
(
かた
)
に
止
(
とま
)
り居し若き男と共に立去りしよし。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
扨
(
さて
)
徳太郎君は
和歌山
(
わかやま
)
の
城下
(
じやうか
)
は申すに
及
(
およば
)
ず
近在
(
きんざい
)
なる
山谷
(
さんこく
)
原野
(
げんや
)
の
隔
(
へだて
)
なく
駈廻
(
かけめぐ
)
りて
殺生
(
せつしやう
)
し
高野
(
かうや
)
根來等
(
ねごろとう
)
の
靈山
(
れいざん
)
後
(
のち
)
には
伊勢
(
いせ
)
神領
(
しんりやう
)
まであらさるゝ
故
(
ゆゑ
)
百姓共
迷惑
(
めいわく
)
に思ひしが
詮方
(
せんかた
)
なく
其儘
(
そのまゝ
)
に
捨置
(
すておき
)
けり
爰
(
こゝ
)
に勢州
阿漕
(
あこぎ
)
が
浦
(
うら
)
といふは
往古
(
わうこ
)
より
殺生禁斷
(
せつしやうきんだん
)
の場なるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
駈
漢検準1級
部首:⾺
15画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“駈”で始まる語句
駈
駈出
駈落
駈引
駈込
駈上
駈足
駈寄
駈下
駈付