トップ
>
顧
>
み
ふりがな文庫
“
顧
(
み
)” の例文
お勢もまた
後方
(
うしろ
)
を振反ッて
顧
(
み
)
は顧たが、「誰かと思ッたら」ト云わぬばかりの索然とした情味の無い
面相
(
かおつき
)
をして、急にまた
彼方
(
あちら
)
を向いてしまッて
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
守護
(
まもり
)
のように、ちゃんと斜めにかけているのを、旅客はまたこの時
顧
(
み
)
たのである。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
右を
顧
(
み
)
、左を
眄
(
み
)
して、今この時、なにができようぞ。——古来の英雄どももみな、一時の人心を恐れて、
禍根
(
かこん
)
を末代にのこして来たが、信長はその根をぬいてみせる。やるからには、
徹
(
てっ
)
してやる。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と若い
妓
(
こ
)
は
頭
(
かぶり
)
を振るように左右を
顧
(
み
)
る。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、木下日向守を
顧
(
み
)
た。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“顧”の解説
顧(こ)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の93番目。
(出典:Wikipedia)
顧
常用漢字
中学
部首:⾴
21画
“顧”を含む語句
顧盻
顧客
顧眄
回顧
顧慮
振顧
相顧
後顧
一顧
眷顧
右顧左眄
左顧右眄
四顧
愛顧
顧視
贔顧
見顧
顧愷之
右顧
反顧
...