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面痩
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おもや
ふりがな文庫
“
面痩
(
おもや
)” の例文
團十郎
(
だんじふらう
)
の
澁味
(
しぶみ
)
が
加
(
くはゝ
)
つたと、
下町
(
したまち
)
の
女
(
をんな
)
だちが
評判
(
ひやうばん
)
した、
御病氣
(
ごびやうき
)
で
面痩
(
おもや
)
せては、あだにさへも
見
(
み
)
えなすつた
先生
(
せんせい
)
の
肩
(
かた
)
へ、……あゝ
噛
(
かじ
)
りついた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
盛りの美しさを備えた人が、いろいろな物思いのために少し
面痩
(
おもや
)
せのしたのもかえって
貴女
(
きじょ
)
らしい
艶
(
えん
)
な趣の添ったように見え、
総角
(
あげまき
)
の姫君にもよく似ていた。
源氏物語:50 早蕨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
四邊
(
あたり
)
は斷草離離として
趾
(
あと
)
を着くべき道ありとも覺えず、荒れすさぶ夜々の嵐に、ある程の木々の葉吹き落とされて、山は
面痩
(
おもや
)
せ、森は
骨立
(
ほねだ
)
ちて目もあてられぬ悲慘の風景、聞きしに増りて哀れなり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
相人
(
さうにん
)
よ愛欲せちに
面痩
(
おもや
)
せて美くしき子に善きことを言へ
舞姫
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
〽見る度ごとに
面痩
(
おもや
)
せて、どうせながらえいられねば、殺して行ってくださんせ。
湯島の境内
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
と包ましやかに、薄藤色の半襟を、
面痩
(
おもや
)
せた、が、色の白い
顋
(
おとがい
)
で
圧
(
おさ
)
えて云う。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
“面”で始まる語句
面
面白
面影
面目
面持
面喰
面倒
面色
面長
面当