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青道心
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あおどうしん
ふりがな文庫
“
青道心
(
あおどうしん
)” の例文
「
青道心
(
あおどうしん
)
の小坊主め。お前一人は親の味をよう盗まなかったのか。気の毒な奴だな。」
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
簪纓
(
しんえい
)
を
抛
(
なげう
)
ち棄て、
耀
(
かがや
)
ける家柄をも離れ、木の端、竹の
片
(
きれ
)
のような
青道心
(
あおどうしん
)
になって、寂心の
許
(
もと
)
に走り、其弟子となったのは、これも因縁
成熟
(
じょうじゅく
)
して其処に至ったのだと云えば、それまでであるが
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ですから、わたくしはまず、自分の生命を、愛することから、修行してゆこうとする
青道心
(
あおどうしん
)
にすぎませぬ。衆生を助けるなどの仏知も、神異の才も、わたくしには、持ち合わしておりません。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
年紀
(
とし
)
は源助より大分
少
(
わか
)
いが、
仔細
(
しさい
)
も無かろう、けれども発心をしたように頭髪をすっぺりと
剃附
(
そりつ
)
けた
青道心
(
あおどうしん
)
の、いつも
莞爾々々
(
にこにこ
)
した
滑稽
(
おど
)
けた男で、やっぱり学校に居る、もう一人の小使である。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「京弥、
青道心
(
あおどうしん
)
を始末せい!」
旗本退屈男:08 第八話 日光に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
脂肪の多い向日葵の実は、この
俄仕立
(
にわかじたて
)
の
青道心
(
あおどうしん
)
のこの上もない餌となるので、それを思うと、私はこの種子を収める場合に、いつも余分のものをなるべく多く貯えなければならなくなる。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
兀
(
は
)
げたのだらう。月に
青道心
(
あおどうしん
)
のやうで、さつきから
黙
(
だんま
)
り
家
(
や
)
の
老人
(
としより
)
が
光籃
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“青”で始まる語句
青
青年
青々
青苔
青柳
青葉
青梅
青山
青白
青銅