“あおどうしん”の漢字の書き方と例文
語句割合
青道心100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年紀としは源助より大分わかいが、仔細しさいも無かろう、けれども発心をしたように頭髪をすっぺりと剃附そりつけた青道心あおどうしんの、いつも莞爾々々にこにこした滑稽おどけた男で、やっぱり学校に居る、もう一人の小使である。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「京弥、青道心あおどうしんを始末せい!」
脂肪の多い向日葵の実は、この俄仕立にわかじたて青道心あおどうしんのこの上もない餌となるので、それを思うと、私はこの種子を収める場合に、いつも余分のものをなるべく多く貯えなければならなくなる。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)