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雲霧
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うんむ
おまけに
先刻の
手早き
藝當が
其效果を
現はして
來たので、
自分は
自分と
腹が
定まり、
車窓から
雲霧に
埋れた
山々を
眺め
〔譯〕
毀譽得喪は、
眞に是れ人生の
雲霧、人をして
昏迷せしむ。此の雲霧を一
掃せば、則ち
天青く
日白し。
けれどもその火と我我との
間には、十四世紀の
伊太利なるものが
雲霧の如くにたなびいてゐるではないか。
ますます無智と迷信の
雲霧の中に迷い込ましむる資料としか思われない。
〔譯〕人心の
靈、
太陽の如く然り。但だ
克伐怨欲、
雲霧四塞せば、此の
靈烏くに在る。故に意を
誠にする工夫は、
雲霧を
掃うて白日を
仰ぐより先きなるは
莫し。
というもまた全く同じである、もしそれ
雲霧を説いて