“雨曝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまざら71.4%
あまざ14.3%
あまざれ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たれらぬので、ひさしあひだ雨曝あまざらしぢや。船頭せんどうふね退屈たいくつをしたところまたこれが張合はりあひで、わし手遊おもちやこさへられます。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
明朝ゆるゆる成敗してつかわそうゆえ、見せしめのために、ひとり残らずくくしあげて、今宵ひと夜、この庭先で雨曝あまざらしにさせい
朦朧もうろうと、雨曝あまざれの木目の高い、門のに映って、蝙蝠こうもりの影にもあらず、空を黒雲が行通うか何ぞのように、時々、むらむらと暗くなる……またあかるくなる。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)