“あまざら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雨曝62.5%
雨晒37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独語ひとりごとをいいながら其の樹に攀登よじのぼり、矢を抜いて見ますと、最早竹のしょうけて枯枝同然、三四年も前から雨曝あまざらしになっていたものと見えて、ぽき/\と折れまする。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
けれども彼らの雨曝あまざらしになるのをに病んだほどの大嵩おおがさなものはどこにも見当らなかった。のみならず、じいさんは自分が先刻云った事さえもう忘れているらしかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
椿岳独特の奇才はこういう処に発揮された。この天人の画は椿岳の名物の一つに数えられていたが、惜しいかな羽目板だから破損したかあるいは雨晒あまざらしになって散三さんざんになってしまったろう。