陶器師とうきし)” の例文
陶器師とうきしは、おそって御殿ごてんがりました。それから、その有名ゆうめい陶器師とうきしは、厚手あつでちゃわんをつく普通ふつう職人しょくにんになったということです。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
むかし、あるくに有名ゆうめい陶器師とうきしがありました。代々だいだい陶器とうきいて、そのうちしなといえば、とお他国たこくにまでひびいていたのであります。代々だいだい主人しゅじんは、やまからつち吟味ぎんみいたしました。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
だから、使つかうものが、こうしてあつちゃや、しる安心あんしんしてべることができる。たとえ、世間せけんにいくらまえのこえた陶器師とうきしでも、そのしんせつなこころがけがなかったら、なんのやくにもたたない。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)