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除
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はず
ふりがな文庫
“
除
(
はず
)” の例文
思わずそこへ出て来たように声を掛けながら、節子は暗い格子戸の内から日中でも用心のために掛けてある掛金を
除
(
はず
)
してくれた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
折々隠袋から
金縁
(
きんぶち
)
の
眼鏡
(
めがね
)
を出して、手に持った
摺物
(
すりもの
)
を読んで見る彼は、その眼鏡を
除
(
はず
)
さずに遠い舞台を平気で眺めていた。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのとき貴方は、鵜飼の隣りで横向きに臥しておいでになり、眼の前にいるのが私とも知らずに、絶えず
眼覆
(
めかく
)
しを
除
(
はず
)
してくれと、子供のようにせがまれておりました。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
そこから見渡した
外部
(
そと
)
の光景も
場所柄
(
ばしょがら
)
だけに
賑
(
にぎ
)
わっていた。裏へ
貫
(
ぬき
)
を打って
取
(
と
)
り
除
(
はず
)
しのできるように
拵
(
こし
)
らえた
透
(
すか
)
しの板敷を、絶間なく知らない人が往ったり来たりした。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
フォン・エッセン男爵、もう
宜
(
い
)
い加減に、その黒眼鏡を
除
(
はず
)
されたら、いかがですかな。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
▼ もっと見る
とお雪は台所から飛んで出て来て、
襷
(
たすき
)
を
除
(
はず
)
しながら迎えた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
立派な
水引
(
みずひき
)
がかかっているので、それを
除
(
はず
)
して中を改めると、五円札が二枚入っていた。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
除
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“除”を含む語句
取除
掃除
祓除
拭掃除
除夜
除外
庭掃除
蠅除
日除
魔除
厄除
削除
芟除
雷除
風除
除去
刪除
雨除
除目
大掃除
...