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都大路
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みやこおおじ
ふりがな文庫
“
都大路
(
みやこおおじ
)” の例文
第十八世に一度姿を現わしたという「赤き死の仮面」が再び姿をかえて入りこんだのではないかと、
都大路
(
みやこおおじ
)
は上を下への大騒動だった。
蠅
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
どんな
屹崛峨々
(
きっくつがが
)
たる難曲も、この人のプログラムに載ると、平夷坦々たる
都大路
(
みやこおおじ
)
の舗装道路にならずにはすまないと言われている。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
「こいつは金になる。ならなかったら範宴のやつを素裸にして、
都大路
(
みやこおおじ
)
へ
曝
(
さら
)
し物にして曳き出し、いつぞやの
腹癒
(
はらい
)
せをしてやろう」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのなかでも盗賊の多いというのが
覿面
(
てきめん
)
におそろしいので、この頃は
都大路
(
みやこおおじ
)
にも宵から往来が絶えてしまった。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
まだしも
頭
(
かしら
)
が微塵に砕けて、
都大路
(
みやこおおじ
)
に血をあやさなんだのが、時にとっての仕合せと云わずばなるまい。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
(鐘の音)……あれは寺々が夕方の
勤行
(
ごんぎょう
)
の始まりをしらせる鐘の音だ。
御覧
(
ごらん
)
。太陽が西に傾いた。
黄昏
(
たそがれ
)
が平安の
都大路
(
みやこおおじ
)
に
立籠
(
たちこ
)
め始めた。都を落ちて行くものに、これほど
都合
(
つごう
)
のよい時刻はあるまい。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
たまたま犬の
一枚革
(
いちまいがわ
)
を背に引かけて車を
輓
(
ひ
)
き、或いは
越後
(
えちご
)
からくる薬売の娘のごとく、
腰裳
(
こしも
)
を高くかかげて
都大路
(
みやこおおじ
)
を
闊歩
(
かっぽ
)
する者があっても、是を前後左右から打眺めて、讃歎する者の無いかぎりは
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
平太夫は気も心も緩みはてたかと思うばかり、
跣足
(
はだし
)
を力なくひきずりながら、まだ雲切れのしない空に柿若葉の
匀
(
におい
)
のする、
築土
(
ついじ
)
つづきの
都大路
(
みやこおおじ
)
を、とぼとぼと歩いて参ります。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
都大路
(
みやこおおじ
)
の
一廓
(
いっかく
)
。……とある辻広場。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
都
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“都”で始まる語句
都
都合
都度
都会
都々逸
都鄙
都人
都會
都市
都風