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遠近
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えんきん
ふりがな文庫
“
遠近
(
えんきん
)” の例文
最初
(
さいしょ
)
彼女
(
かのじょ
)
に
起
(
おこ
)
った
現象
(
げんしょう
)
は
主
(
しゅ
)
として
霊視
(
れいし
)
で、それは
殆
(
ほと
)
んど
申分
(
もうしぶん
)
なきまでに
的確
(
てきかく
)
明瞭
(
めいりょう
)
、よく
顕幽
(
けんゆう
)
を
突破
(
とっぱ
)
し、
又
(
また
)
遠近
(
えんきん
)
を
突破
(
とっぱ
)
しました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
電灯が消えると、
俄
(
にわ
)
かに聴力が鋭敏になったのだった。いままで聞こえなかった
半鐘
(
はんしょう
)
の音が、サイレンに交って、
遠近
(
えんきん
)
いろいろの音色をあげていた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「どうして
遠近
(
えんきん
)
無差別
(
むさべつ
)
黒白
(
こくびゃく
)
平等
(
びょうどう
)
の水彩画の比じゃない。感服の至りだよ」「そうほめてくれると僕も乗り気になる」と主人はあくまでも
疳違
(
かんちが
)
いをしている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
首のない死骸の事件が
遠近
(
えんきん
)
へ聞こえたと見え、見舞いに来る客も仲々多い、其の死骸がお浦でなかったと聞いて安心する人も有り怪しむ人も有った様子だが
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
義務そのものは絶対的であるとしても、個人がこれに対すれば
軽重
(
けいちょう
)
、
本末
(
ほんまつ
)
、
主従
(
しゅじゅう
)
、
大小
(
だいしょう
)
、
遠近
(
えんきん
)
等によりて関係的相違あり、決して絶対的に同等なものでない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
だから私はよく早寝をした。が、床にはいっても容易に眠くはならなかった。雨戸の外では
夜鳥
(
よどり
)
の声が、
遠近
(
えんきん
)
を定めず私を驚かした。その声はこの
住居
(
すまい
)
の上にある
天主閣
(
てんしゅかく
)
を心に描かせた。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それと同じ
遠近
(
えんきん
)
に、借りて来たスウィッチをひっかけ、真夜中になると、暗闇の中で、練習をしたのだ。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“遠近”の意味
《名詞》
遠 近(えんきん、おちこち)
遠いことと近いこと。
(出典:Wiktionary)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
“遠近”で始まる語句
遠近図
遠近法