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えんきん
ふりがな文庫
“えんきん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
遠近
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠近
(逆引き)
首のない死骸の事件が
遠近
(
えんきん
)
へ聞こえたと見え、見舞いに来る客も仲々多い、其の死骸がお浦でなかったと聞いて安心する人も有り怪しむ人も有った様子だが
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
義務そのものは絶対的であるとしても、個人がこれに対すれば
軽重
(
けいちょう
)
、
本末
(
ほんまつ
)
、
主従
(
しゅじゅう
)
、
大小
(
だいしょう
)
、
遠近
(
えんきん
)
等によりて関係的相違あり、決して絶対的に同等なものでない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
だから私はよく早寝をした。が、床にはいっても容易に眠くはならなかった。雨戸の外では
夜鳥
(
よどり
)
の声が、
遠近
(
えんきん
)
を定めず私を驚かした。その声はこの
住居
(
すまい
)
の上にある
天主閣
(
てんしゅかく
)
を心に描かせた。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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