トップ
>
過去帳
>
くわこちやう
ふりがな文庫
“
過去帳
(
くわこちやう
)” の例文
「虫や魚の話ぢやありませんよ。それ、
何處
(
どこ
)
の家にも祖先といふのがあるでせう。その
過去帳
(
くわこちやう
)
見たいな卷物を——何んとか言ひましたね」
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其中
(
そのうち
)
に
誂
(
あつら
)
へた
御飯
(
ごはん
)
が
出来
(
でき
)
ましたから、
御飯
(
ごはん
)
を
食
(
た
)
べて、
其
(
そ
)
の
過去帳
(
くわこちやう
)
を
皆
(
みな
)
写
(
うつ
)
してしまつた。
其
(
そ
)
の
過去帳
(
くわこちやう
)
の
中
(
うち
)
に「
塩原多助
(
しほばらたすけ
)
養父
(
やうふ
)
塩原覚右衛門
(
しほばらかくゑもん
)
、
実父
(
じつぷ
)
塩原覚右衛門
(
しほばらかくゑもん
)
」
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
頼み入と云に祐然則ち
承
(
うけ
)
たまはり
代香
(
だいかう
)
をなし夫より皆々
本堂
(
ほんだう
)
へ來り
過去帳
(
くわこちやう
)
を取出させ
委細
(
ゐさい
)
を
調
(
しら
)
べける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
...
其
(
そ
)
の着物が
残
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
ります。それから
御先代
(
ごせんだい
)
の
木像
(
もくざう
)
と
過去帳
(
くわこちやう
)
が
残
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
ります」「それでは、ちよいとそれを
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
て
貰
(
もら
)
ひたい」といふと、
女将
(
おつかあ
)
は
直
(
すぐ
)
に車に乗つて
行
(
い
)
つて取つて
来
(
き
)
ました。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“過去帳”の解説
過去帳(かこちょう。英:necrology。仏:nécrologe)とは、死者の戒名(法号・法名)・俗名・歿年月日・享年などを記載した帳簿である。日本の仏具の一つ。鬼籍(きせき)や点鬼簿(てんきぼ)と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
去
常用漢字
小3
部首:⼛
5画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“過去”で始まる語句
過去
過去生
過去世
過去帖
過去來
過去七仏
過去君之
過去精麗
過去聖霊