トップ
>
逝去
>
せいきよ
ふりがな文庫
“
逝去
(
せいきよ
)” の例文
そしてほどなき長老の
逝去
(
せいきよ
)
を予想していたので、ごく近いうちにその死体から急に奇跡が現われて、この修道院にとって偉大な名誉となるに違いないと期待していたのである。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
小松殿
逝去
(
せいきよ
)
と聞きては、それも
協
(
かな
)
はず、
御名殘
(
おんなごり
)
今更
(
いまさら
)
に
惜
(
を
)
しまれて、其日は一日
坊
(
ばう
)
に
閉籠
(
とぢこも
)
りて、内府が平生など思ひ出で、
𢌞向三昧
(
ゑかうざんまい
)
に餘念なく、夜に入りては讀經の聲いと
蕭
(
しめ
)
やかなりし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
爰
(
こゝ
)
に寶永三年四月
紀伊
(
きい
)
大納言光貞卿
御大病
(
ごたいびやう
)
の處
醫療
(
いれう
)
叶
(
かな
)
はず六十三歳にて
逝去
(
せいきよ
)
まし/\ける此時松平
主税頭
(
ちからのかみ
)
信房卿は御同家
青山
(
あをやま
)
百人町なる松平
左京太夫
(
さきやうのたいふ
)
の
養子
(
やうし
)
となり青山の
屋敷
(
やしき
)
に
在
(
おは
)
せり
扨
(
さて
)
また大納言光貞卿の
惣領
(
そうりやう
)
綱教卿
(
つなのりきやう
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
幼年より
病身
(
びやうしん
)
と雖も
御惣領
(
ごそうりやう
)
なれば
強
(
おし
)
て
家督
(
かとく
)
に立給しが綱教卿も同年九月九日御年廿六
歳
(
さい
)
にて
逝去
(
せいきよ
)
なり然るに
次男
(
じなん
)
頼職卿
(
よりなりきやう
)
も
早世
(
さうせい
)
なるに
依
(
より
)
紀伊家は
殆
(
ほとん
)
ど
世繼
(
よつぎ
)
絶
(
たえ
)
たるが如し三
男
(
なん
)
信房卿同家へ
養子
(
やうし
)
と
成
(
なら
)
せられて
間
(
ま
)
は
無
(
なけ
)
れ共外に御
血筋
(
ちすぢ
)
なき故まづ左京太夫
頼純
(
よりすみ
)
の四男
宗通
(
むなみち
)
の次男を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“逝去”の意味
《名詞》
逝 去(せいきょ)
人の死を敬って言う語。
(出典:Wiktionary)
逝
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
去
常用漢字
小3
部首:⼛
5画
“逝去”で始まる語句
逝去遊