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おんだ
ふりがな文庫
“
追出
(
おんだ
)” の例文
拾ったところで知らん
面
(
かお
)
をしているにきまってる、そうなると、俺らはまたあの家を
追出
(
おんだ
)
されるんだ、どっちへ行ってもホントに
詰
(
つま
)
らねえ
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
追出
(
おんだ
)
せなら
追出
(
おんだ
)
しもするが、ひょっとお
前
(
めえ
)
らの娘が身い投げても、首を縊っても
私
(
わし
)
を
怨
(
うら
)
んではなんねえよ、
只
(
たっ
)
た今
追出
(
おんだ
)
すから…
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お前様婚礼の晩床入もしねえでその場ッからこっちへ
追出
(
おんだ
)
されて、今じゃ月日も一年越、男猫も抱かないで内にばかり。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
四十一までに持つた四人の夫、それを皆
追出
(
おんだ
)
して遣つた悪党女ながら、養子の金作が肺病で死んで以来、口は減らないが、何処となく衰へが見える。乱れた髪には白いのさへ幾筋か交つた。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
母「
宜
(
え
)
いよ、
己
(
おら
)
ア
只
(
たゞ
)
追出
(
おんだ
)
す心はねえから、
彼奴
(
あいつ
)
に逢って頭の二つ三つ
殴返
(
はりけえ
)
して、
小鬢
(
こびん
)
でもむしゃぐって、云うだけの事を云って出すから、連れてって逢わせろよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
で、お蔦は、たとい貴郎が、その癖、内々お妙さんに
岡惚
(
おかぼれ
)
をしているのでも可い。河野に添わせるくらいなら、貴郎の
令夫人
(
おくさん
)
にして私が
追出
(
おんだ
)
される方がいっそ増だ、とまで極端に排斥する。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そう
怒
(
おこ
)
ったって仕様がねえ、出せば
往
(
い
)
き
所
(
どこ
)
がねえが、
娘子
(
あまっこ
)
が
情夫
(
おとこ
)
に
己
(
おら
)
ア
家
(
うち
)
へ
来
(
こ
)
うって連れて来たものを
追出
(
おんだ
)
すような事になれば、誠に義理も悪い、他に
行
(
い
)
き
所
(
どこ
)
はねえ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“追”で始まる語句
追
追従
追々
追剥
追分
追掛
追手
追憶
追付
追駈