近傍かたはら)” の例文
成ぬ而て何者なるか包まず申立よとあるに五兵衞其儀は私しより申上んとて平吉に會釋ゑしやくなしさて主人平兵衞儀權現堂小篠堤にて横死わうしせつ死骸しがい近傍かたはら紙煙草入かみたばこいれおちて有しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
終に眞向まつかうより梨子割なしわりに割付られ其儘動とたふれ二言と云ず死たりけり此時近傍かたはらの非人小屋に乞食こつじきむしろかぶり寢て居たるが兩人の爭ふ聲を聞て恐れをなし莚を首にまとすきよりそつと戰ひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
敵と申さるゝは何ぞたしかな證據有ての儀で御座るかととふに掃部さればとよ日外いつぞや慈恩寺村へ金兵衞が出し所在所よりきふに歸るべしとの使つかひが來り其時我々はあとのこり何や取片付とりかたづけ親分は先へもどりし其ばん鷲の宮にて切殺されたる其跡へ我等三人參り合せて見る處に死骸しがい近傍かたはらに落て有しは是なり此鐵扇てつせん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)