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近傍
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かたはら
ふりがな文庫
“
近傍
(
かたはら
)” の例文
成ぬ而て何者なるか包まず申立よとあるに五兵衞其儀は私しより申上んとて平吉に
會釋
(
ゑしやく
)
なし
扨
(
さて
)
主人平兵衞儀權現堂小篠堤にて
横死
(
わうし
)
の
節
(
せつ
)
死骸
(
しがい
)
の
近傍
(
かたはら
)
に
紙煙草入
(
かみたばこいれ
)
の
落
(
おち
)
て有しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
終に
眞向
(
まつかう
)
より
梨子割
(
なしわり
)
に割付られ其儘動と
倒
(
たふ
)
れ二言と云ず死たりけり此時
近傍
(
かたはら
)
の非人小屋に
乞食
(
こつじき
)
共
莚
(
むしろ
)
を
被
(
かぶ
)
り寢て居たるが兩人の爭ふ聲を聞て恐れをなし莚を首に
纒
(
まと
)
ひ
隙
(
すき
)
より
密
(
そつ
)
と戰ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
敵と申さるゝは何ぞ
慥
(
たしか
)
な證據有ての儀で御座るかと
問
(
とふ
)
に掃部
然
(
され
)
ばとよ
日外
(
いつぞや
)
慈恩寺村へ金兵衞が出し所在所より
急
(
きふ
)
に歸るべしとの
使
(
つかひ
)
が來り其時我々は
跡
(
あと
)
へ
殘
(
のこ
)
り何や
彼
(
か
)
や
取片付
(
とりかたづけ
)
親分は先へ
戻
(
もど
)
りし其
晩
(
ばん
)
鷲の宮にて切殺されたる其跡へ我等三人參り合せて見る處に
死骸
(
しがい
)
の
近傍
(
かたはら
)
に落て有しは是なり此
鐵扇
(
てつせん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“近傍”の意味
《名詞》
近傍(きんぼう)
近くの場所。
(出典:Wiktionary)
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
傍
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“近”で始まる語句
近
近所
近江
近頃
近寄
近々
近習
近衛
近郷
近眼