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辺
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まわり
ふりがな文庫
“
辺
(
まわり
)” の例文
旧字:
邊
彼女は早くその手紙を出すことの出来なかった身の
辺
(
まわり
)
の
種々
(
いろいろ
)
な消息を書いた末に「早くお目に掛りとうございます」ともしてよこした。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
尤もお弟子さんの手前、このお子さん達が身の
辺
(
まわり
)
の世話をしてくれるので、漸くこゝまで出て来ましたとは告白しかねたろう。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それは、今まで自分の身の
辺
(
まわり
)
にいたムク犬が、いつのまにどこをくぐってか、もう庭の中へ入り込んでいて、しかも、極めて物慕わしげに、竜之助の傍へ寄って行くことであります。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
もはや
堪
(
こら
)
えきれなくなって、泣き出そうとしました時、お爺さんの身の
辺
(
まわり
)
から鬼火のようなものが、とろとろと燃え上りましたかと思うと、もはや消えて
真暗
(
まっくら
)
やみになって、身体がだるくなって
嵐の夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
高い帯揚の
心
(
しん
)
は減らせ、色はもっと質素なものを
択
(
えら
)
べ、金の指輪も二つは過ぎたものだ、何でも身の
辺
(
まわり
)
を飾る物は
蔵
(
しま
)
って置けという風で
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
身の
辺
(
まわり
)
の
澱
(
よど
)
んだ空気のことを書いて、その中に大きな声さえ出すことも出来ないように坐って、いやだいやだと思いながら今の境遇に引かれて行くのは
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
下宿に移ってからの岸本は、子供の身の
辺
(
まわり
)
の世話から言っても、女の手を
煩
(
わずら
)
わしたいと思うことが多かった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
嫁
(
かたづ
)
いて来たばかりで、まだ娘らしい風俗がお雪の身の
辺
(
まわり
)
に残っていた。彼女の風俗は、豊かな
生家
(
さと
)
の生活を思わせるようなもので、貧しい三吉の妻には似合わなかった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“辺”の解説
right
辺(へん、英:
side
(二次元図形)、
edge
(三次元図形、ただし円柱の辺の様に線分でないものはこう呼ばれない))は、特定の“図形”の中で 1 次元の“部分”となっている、両端に頂点と呼ばれる特別の点を 0 次元の“部分”として含むような線分である。
(出典:Wikipedia)
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“辺”を含む語句
頬辺
此辺
四辺
水辺
身辺
川辺
近辺
縁辺
辺鄙
其辺
天辺
炉辺
那辺
河辺
上辺
口辺
山辺
周辺
海辺
枕辺
...