農場のうじょう)” の例文
それはいろんなところに——百姓家ひゃくしょうやや、おしろや、町や、農場のうじょうや、停車場ていしゃばや、漁村ぎょそんや、精糖工場せいとうこうじょうなどの上空にとまりました。
丁度一学期がっき試験しけんんでその採点さいてんおわりあとは三十一日に成績せいせき発表はっぴょうして通信簿つうしんぼわたすだけ、わたくしのほうからえばまあそうです、農場のうじょう仕事しごとだってその日の午前でむぎ運搬うんぱんも終り
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
アスカ農場のうじょうだという。地上には田畑も果樹園もないと区長さんはいっている。それにもかかわらず農場と名のつくところがあるのはおかしい。まさか、地中にその農場があるわけでもあるまい。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ニールスははばの広い石垣いしがきによじのぼりました。石垣は農場のうじょうをとりまいていて、その上にはイバラやイチゴのつるが、いちめんにからまっていました。
津軽海峡つがるかいきょう、トラピスト、函館はこだて五稜郭ごりょうかく、えぞ富士ふじ白樺しらかば小樽おたる、札幌の大学、麦酒ビール会社、博物館はくぶつかん、デンマーク人の農場のうじょう苫小牧とまこまい白老しらおいのアイヌ部落ぶらく室蘭むろらん、ああぼくかぞえただけでむねおどる。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
びっくり農場のうじょう
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのあいだに、灰色ネズミたちは農場のうじょうから農場へ、村から村へ、町から町へと、ぐんぐんしすすんでいったのです。
農場のうじょう耕耘部こううんぶ農夫室のうふしつは、雪からの反射はんしゃで白びかりがいっぱいでした。
耕耘部の時計 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
農場のうじょう実習 午前八時半より正午まで
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)